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『夢見月夜曲』は日高千湖のオリジナルBL小説ブログです。

あまりてなどか人の恋しき・38

 大貴はベッドの上で無防備に転がり、可愛すぎる反応で俺を誘う。

もう、我慢出来そうにない。というより、我慢しろってほうが無理!


 大貴のコバルトブルーのネクタイを抜き取り、シャツのボタンを上から順に外した。

大貴は抵抗を止め、黙って俺を見つめている。俺も大貴の全てをこの目に焼き付けたくて、目を合わせたままで大貴を丸裸にすべく、作業を続行する。

途中で大貴が不意に顔を真っ赤にして、プイッと目を逸らし横を向いた。首筋が露になり、さっきは見えなかった痕跡が曝された。

渡部のヤツが付けた鬱血痕。クソッ、上から全て消してやる。

 首筋を舐めると大貴の身体がブルッと震えた。

「ああっ!」

思わず上がる甘さを帯びた声。自分でも、そんな声が出るなんて信じられないといった顔をしてる大貴。表情が愛らしい。

「渡部に、ここ舐められた?」

そう聞くと大貴は唇を噛み締めて悔しそうに頷き、瞳を潤ませた。

「大貴、痕が残ってる・・・。ヤツが残した痕は消していいな?」

「えっ・・・?消えない。見るのがイヤなら消えるまで我慢しとけ。今日は帰る!」

そう言うと大貴の瞳からジワッと涙が滲み、起き上がろうとジタバタし始めた。どうしてそう短絡的かな?俺は「消していいか?」と聞いてるのに。

「ダメだ、帰さない。俺が消すって言ってんだよ。勘違いするなよ、渡部に怒ってるんだ。大貴に怒ってるんじゃないからな」

俺は愛情を込めて、大貴の頬を伝う涙を指で拭いた。大貴はその手に自分の手を重ねる。

「じゃ、消して!痕も、記憶も全部!」

泣きながら、大貴はあの事件のことを一気に吐き出し始めた。

「渡部の舌の感覚も身体に残ってる。指の感覚も残ってる。無理矢理キスされて、気持ち悪かった。舌を入れられて吐きそうだった。縛られて、ネクタイを口に突っ込まれて・・・。抵抗したけど渡部デカイし・・・。アソコを大きくして俺の身体に擦り付けてきたんだ。いやだった・・・のに」

大貴の性格上そして内容的にも、こんな事は人には言えなかったに違いない。誰にも詳細には語らなかったのだろう。渡部による暴行未遂事件の一部を泣きながら俺に訴えた。

自身の尊厳も、男としての矜持も踏みにじる渡部の行為に、大貴の心は深くキズ付いていた。

まだ、大貴のキズは癒えていないのだ。


それなのに、俺は自分の欲望を満たす事と、俺より先に大貴の身体に触れた渡部への嫉妬とに支配されている。最低だな。

大貴のキズ付いた心を癒して、満たす存在になりたいんだ、俺は。

大貴の身体を抱き起こして、抱き合って背中を撫でた。泣き止むまでこのままでいよう。


「ごめん」

「ひっ、ひっく」

「ごめん。大貴と気持ちが通じて嬉しくてさ、大丈夫?俺、今日でなくてもいいんだよ」

そう言ったのに・・・。

「やだ」

可愛い。「やだ」だって・・・ふふっ。

「いいよ、無理しなくても」

そう言ったのに、大貴は俺の胸に顔を埋め、背中に回した手で俺のシャツをギュッと握り、最終兵器を投げ落とした。

「いやだ、俺は、彰彦のモノに、なりたいんだ」

「・・・」

背中を撫でていた手が無意識に止まった。一瞬戸惑ったが、俺は大貴を抱き締めて宣言した。

「そんなこと言っていいのか?後悔するなよ、俺はしつこいからな?今日は帰れると思うなよ」

こんな可愛いことを言われて、どこの誰が我慢できるって言うんだよ!


 大貴に返事をする暇も与えずに、シャツを脱がしズボンを脱がして生まれたままの大貴を見下ろした。俺の欲をここまで刺激する身体が、これまで存在しただろうか。

否だ。

白い肌、細い身体にすらっと伸びた手足。しなやかにカーブを描く腰から尻までのライン。丸くて柔らかそうなお尻の肉が、採れたての桃みたいだ。

そこはきっと、甘いんだ。

大貴は恥ずかしそうにシーツを引き寄せて、身体を隠そうとする。その様子がまた物慣れない感じで、新鮮で、ギュッと抱き締めたくなるんだ。

大貴の全身を舐めるように観察し、その白い肌の胸元辺りに僅かに残る渡部のバカが付けた痕を発見した。更に悔しさが増す。

そして、大貴の下肢の小さな変化に気が付いた。まだ、触れてもいないのに大貴の分身は変化し始めていた。

それが、嬉しい。

俺に脱がされて、見られているだけなのに、少しずつ興奮してくれる大貴。大貴が俺を求めてくれているんだ。


「なんだよ、見るな」

恥ずかしそうに目を逸らしながら言う大貴。ここで「感じてるんだろう?」なんて言ってしまうと、大貴はまたヘソを曲げてしまうから、率直に言った。

「悔しいなと思って。渡部に先に見られた」

「全部見られたわけじゃない」

ムスッとして言う大貴。全部を見せてくれたのは、ホントに俺が初めてなんだと嬉しくなる。

俺は大貴から目を離さずにシャツを脱ぎ、Tシャツを脱いだ。大貴は恥ずかしそうに目を泳がせながらも、俺の胸の筋肉を凝視している。身体を見せ付けるようにして、膝立ちのままでジーンズを下着ごと下ろし、俺は分身を取り出した。

期待値200%のソコは既にピンと上を向いていた。大貴とは視線を外さずに、脱いだジーンズをベッドの下に投げ落とした。

「大貴、触って。大貴がこんなにしたんだから、責任とって」

大貴の手を掴んで、俺のモノを握らせた。
 
*****

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ようやく、服を脱ぎました。

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