『夢見月夜曲』は日高千湖のオリジナルBL小説ブログです。

青い朝・6~『待つ夜ながらの有明の月』番外編

★今回後半部分が18歳未満閲覧禁止です。年齢に達しない方、表現がお嫌いな方は回避願います!!



「風呂入らないの?」

俺をギュッと抱き締めたままで輝也が聞いた。

「入る」

「お湯、張ろうか?」

「ああ」

輝也が腕を緩めて、俺をソファーにそっと下ろした。その途端、輝也はホッとしたような顔で言った。

「あーっ、スッとした」

「俺に黙っていたから、モヤモヤしてたんだ?」

「うん」

輝也はその場で「うーん」と背伸びをした。そんなにモヤモヤするくらいなら言っちゃえばよかったのに。俺はそう思うんだが、律儀な輝也は信吾さんたちに口止めされて黙っていた。

山下くんが承認印をもらいに来るまで、全く気付かずにいた俺もアホだよな。会議の資料に目を通さなかった俺が一番悪いか。

タクシー代は、明日清算しておこう。


 俺はソファーでゴロゴロしながら、輝也の動きを目で追っていく。輝也は俺が出勤前に食って、洗わずにシンクに残していた茶碗や皿を洗い始めた。

「あっ、ごめん」

急いで出たからそのままだった。

「うん、大丈夫」

輝也も飲んでるのに。明日からはきちんと洗ってから出よう。

「明日からは、洗濯は俺がするから」

「いいよ!俺がやっておくから」

「いや、俺がやる。これからは通勤時間も余計に掛かるだろ?だから、俺がやる」

今までは歩いて5分も掛からなかったが、これからは車で20分は掛かる。輝也の運転には不安があるけどね。

「・・・」

クルッと振り返った輝也は何と表現したらいいのかわからないが、困っているような、嬉しいような複雑な顔をした。

「《BlauGarten》はいつからだ?」

「しーちゃんとの引継ぎが終わったら、すぐに」

「伊織くんも異動になるから、しーちゃんがブーブー言わなかった?」

「しーちゃんは言わないよ。しーちゃんは今日から《325》に入れて、一緒に仕事が出来て嬉しそうだったよ」

「ふうん」

相思相愛の伊織くんとのラブラブカフェ開業を目指すしーちゃんは、逞しい想像力で2人の店を妄想しながら引継ぎ中、か。

「しーちゃんと小鳥居さんとの引継ぎは終わったらしいよ」

「小鳥居か」

「黒川店長のお気に入りだったのにね」

「っていうか、あの黒川に気に入られるくらい変人ってことだな」

「まさか!あははっ」

黒川が気に入って、あっという間に副店長まで昇格した小鳥居とは、一緒に仕事をした事はない。あとは俺と小鳥居の引継ぎだけ、というわけか。

《有明の月》を完全に離れるとなると、我が子を手放すようで寂しいものだな。これでオープンからいるのは、テンちゃんとヒガシだけになる。

ジャーッと勢いよくシンクに水を流し、輝也は手を拭いた。

「ごめん、ありがとう」

「うん」

俺は勢いを付けて起き上がった。

「お湯張りが終わったか、見てくる」

「ああ、うん」

湯張りが終わればアラームが鳴るが、それより先に俺はバスルームに入った。



 風呂から上り、ベッドで裸で抱き合ってお互いの昂ぶりを擦り付け合っている。俺のモノも輝也のモノも、硬くなって先端からは先走りが零れる。

しっとりと濡れた下肢。興奮した身体からは湯気が出そうだ。

「・・・んっ」

唇の薄い粘膜から互いの熱を交し合い、息が上がる。

「圭介さん」

「んっ?何だ?」

「俺さ」

「何だよ」

輝也は自分のモノをグッと俺に押し付けた。俺はソレに指を伸ばして、熱さを確かめる。

「圭介さんが物凄く怒ってタクシーで行っちゃったと聞いて」

「何だよ」

「本当はビビッてたんだけど」

「輝也が言ってくれなかったのはちょっとショックだったぞ」

「ごめん」

「俺が大騒ぎすると思ったんだ?」

「うん」

まあ、騒いだけど。

「俺も、最初は信吾さんに撤回しろ、と言おうと思ったんだよね。でも、信吾さんとはホント、付き合いが長くてさ」

俺は輝也のモノを握りやわやわと揉んだ。その度に若い輝也のモノは、ピクリピクリと小動物のように動き脈を打つ。

「なんか、面白くない」

俺と信吾さんの関係には輝也も入る余地がなくて、時々彼は嫉妬する。輝也はピッタリと合わせていた上半身を浮かせて、俺の胸元にキスをした。シャツからは見えないような位置にチュッと音を立ててキスをし、そこを執拗に吸い上げる。

「『S-five』も変わり目だな」

「そうなのかな?」

輝也の唇が離れると、俺の胸元には赤い花が咲いた。

「ああ。もう従業員全員の顔と名前が一致しないからな」

「そっか」

輝也は俺の肌に舌を這わせながら下がり、俺の胸の尖りを舐めた。生温かい舌のザラザラした感覚に俺の全身が目を覚ます。

「輝也・・・俺は・・・ああっ」

「うん」

輝也は尖りを唇で食むように挟んで、先端を舌で舐める。その小刻みな動きが激しくなり、俺は輝也の舌が生み出す悦びを拾う。

「ああっ・・・」

もっと強く、もっと激しく。もう、それだけしか考えられなくなる。

俺は輝也の頭を抱き、自分の手の内にある輝也のモノを擦った。輝也はその手の動きに合わせて腰を突き出す。反対側の胸の尖りも、同じ刺激を待っていた。俺はそちらを突き出して、輝也に「シて」と強請った。

「こっちも?」

「うん・・・早く」

輝也の唾液で濡れた尖りが赤く熟れた果実のように光った。輝也は自分のモノを擦っている俺の手首を掴んだ。

「も、擦らないでよ」

「やーだ」

「圭介さんの手、やらしい」

「生まれ付き」

「あははっ」

俺が手を放すと、輝也は俺を起こし胡坐を掻いた自分の上に跨いで座らせた。俺の腰を掴み、持ち上げる。俺は輝也の肩に手を添えて、ゆっくりと尻を落としていく。

輝也のモノの先端が後孔に触れた。

「はっ・・・っ」

輝也の後頭部を引き寄せて、胸に押し当てる。輝也はまだ何もしてもらっていない方の尖りを口に含んだ。チュッと音がして、それだけでも俺の身体は熱くなる。

「・・・んっ」

先端部分が内部にめり込みはじめ、俺はその動きに息を合わせて力を抜き一番太い部分を受け入れようとしている。輝也の口に含まれた尖りがキュウッと硬くなった。舌が巧みに動き口の中の粒が、嵐の中の小船のように翻弄されていた。そして輝也のモノの括れの部分が俺のイイトコロを擦る。

「ああっ」

「圭介さん、何が言いたかったんだよ?」

「えっ?・・・ああっ」

「さっき、何か言いかけたでしょ?」

「ああ、うん・・・ああっ」

「言って?」

俺はズンと下から突き上げられて、声も出せなくなる。背を反らせながら、掴んだ輝也の肩から背中へと手を移動させてしがみ付く。

「俺が・・・」

「うん」

「《SUZAKU》から、離れると、言ったら?」

「えっ」

「そういう日も来るな、と・・・ああっ、思って」

「ああ、そうだね。うん、俺が《SUZAKU》やりたい」

「そう、か」

輝也のモノが根元まで埋まり、目一杯広がった後孔の入り口辺りがジンジンする。輝也は俺の腰を掴んでゆっくりと上下させた。

「ああっ」

熱が埋め込まれた後ろの器官を痺れさせる。

イイトコロを擦られると、全身を痺れのようなものが駆け巡る。俺は輝也の若い精に翻弄されながら、背中に指を食い込ませた。

「てる、や」

「圭介、さんっ。俺、愛してるから。ずっと、ずっと・・・圭介さんだけ、だから」

「ああっ」

2人の重みを受け止めているベッドがギシッと軋み、俺は輝也のモノが脳天まで突き抜けていくのを感じた。

「あっ、あっ・・・ああっ」

2人の間で白濁が散り、輝也の熱も俺の中で放出された。脱力した俺は、輝也に抱きとめられる。

「俺、圭介さんを放さないからね?」

「ああ」

俺こそ、放さないで欲しいよ。

*****

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輝也は「そだねー」とは言わない。

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