『夢見月夜曲』は日高千湖のオリジナルBL小説ブログです。

青い朝・32~『待つ夜ながらの有明の月』番外編

★日高は不本意ながら、圭介がアホなので軽~く大人な表現がございます。15歳未満の方は回避願います!




 輝也たちが乗った車は、高速道路で運悪く1時間以上も足止めを食ったらしい。

インターとインターの真ん中辺りで起きた事故の処理に時間が掛かり、事故車両を動かして車線が空くまで待たなければならなかったそうだ。

三木くんは1時間もかからずに替えの下着とアンダーシャツ、タオルと洗面道具、ティッシュなど買ってきてくれた。病院の売店でも売っているような物ばかりだが、すでに売店は閉まっていた。

たったの一泊だし、布団と病衣を病院でレンタルしてしまえば特に必要な物はない。

「わざわざ買い物してくれるんだったら、コンドームとローションも買ってくれれば良かったのに」、と言ったら、山下くんは鬼のような顔で怒鳴った。

そんなに怒らなくてもいいのに。俺だって冗談で言ったんだよ。プンプンしながら帰った山下くん。ごめんね、心配掛けて。

 用意された特別室には冷蔵庫があり一通りの飲み物が入っていたし、俺は朝から胃カメラだから水分は必要最低限。水しか飲めない。

慌てた様子で信吾さんと怜二くんが病室に駆け込んできた時には、皆が「お大事に」と言って帰る頃だった。


「痛くない?」

「ああ、もう全然平気」

輝也が出張でなければ、こんな事にはならなかったと思う。絶対に神経性のものだ。

「良かった!渋滞にはまって車は動かないし、スマホに電話しても出ないし」

「あっ、スマホ、店に置いてきた」

「三木店長が店まで取りに行ってくれたんだよ。俺が持ってる、はい」

「ありがと」

渡されたスマホには輝也からの着信とメッセージが残っていた。

「心配したよ。やっと前の方が動き出したけどノロノロ運転でしょ。車を降りて歩きたかった」

輝也は俺の胃のある辺りにゆっくりと触れている。輝也の手の温もりが胃に浸透していた。じんわりと胃が温まって、それだけで全快しそうだ。

「やっぱり薬よりもテルが効くな」

「そう?」

「うん。キスして」

輝也の顔が近付いてきて、唇が重なる。俺の身体は現金なもので、輝也に触れた途端に猛獣になる。輝也の頭をしっかりとホールドして、舌を絡めた。

「・・・んっ」

舌を絡めて、歯列を舐めあって、唾液が口の端からこぼれてしまうくらいの濃いキスをして、身体を離した時は病院だという事を都合よく忘れてすっかり盛り上がっていた。

「圭介さん、ここ、病院」

「院長のお許しはもらってるし」

俺は輝也の手を自分の下半身に導いた。

「ほら!」

「まあ、それはわかってるけど」

しっかりと固くなった俺のモノを輝也の手が包み込む。薄い病衣の上から触れられると、すぐに手の温もりが伝わってきた。

「熱いね」

「うん。俺、欲求不満だし」

「たった2日じゃないか」

「たった2日でも寂しかったんだよ。出掛ける時も変な感じだったし。ベッド、ちゃんと処分しました」

「マジで捨てたの?」

「ああ。テルの記憶に変なのが残ってるんならね。でも、捨てたその日に必要になるとは思ってなかったね」

「あははっ」

輝也は俺のモノを優しく手で撫で始めた。

「俺も」

「ダメだよ」と言いながらも、輝也はベッド脇に座った。輝也はスーツのままだ。ジャケットを脱いでクローゼットに掛けたがネクタイは締めたままだし、下はスーツのスラックスのまま。

ビジネス用のカチッとしたスーツは禁欲的だ。余計に何かシたくなるじゃないか。俺はベルトに手を掛けた。輝也の手が俺の手を掴んで「ダメだよ」と言う。

「看護師さんが巡回に来るんじゃないの?」

「さっき来たじゃないか?当分来ないさ」

計った熱も報告したし、「朝食はありません」とか、検査の時間とか、全て聞いたし。入院に必要な書類にもサインした。こっちがナースコールを押しさえしなければ看護師は来ない。

「彼女、お前に見惚れてたじゃないか?おやすみなさいって言ったから、もう用はないよ」

俺は輝也の手を払い除けて、ベルトを外し引き抜いた。前ボタンを開けて、パンツの中に強引に手を突っ込んでしまえばこっちのもんだ。

「わあっ!」

高校生みたいな驚き方すんなよ。

「テル、煩いぞ」

「圭介さん、ここ病院だよ?」

そう言いながらも輝也の若い性は欲望を抑える事が出来ない。俺が触れた瞬間に半勃ちしていたモノはすぐにカチカチに固くなって窮屈そうにしている。

「病院だから静かにしろ」

俺は起き上がってベッドから身を乗りだし、輝也の股間に顔を近付けた。

「何してるんだよ!」

「なあ、出すだけ」

「ここで?」

「ああ。窮屈だろ?このままじゃ」

「ダメだよ!」

「いーの!看護師さんはもう来ません!」

「圭介さんっ!ベッドから落ちちゃうよ!」

輝也は俺の身体を掴んでベッドに戻した。俺はベッドを叩いて、輝也に移動するように促す。

「早く、ここ」

「山下店長に」

「言えば?」

「でも」

「言えばいいじゃないか?でもさ、山下くんには黙ってればわからないさ。俺は重病人じゃないから、朝まで看護師は来ません。院長がお知り合いを無理矢理入院させただけじゃないか?人手が足りない夜間に、わざわざ見に来る必要がある患者じゃない。だろ?」

「まあ・・・でも」

「そう言ってるけど、テルのここ、全く変化ないんだけど?」

輝也の雄は俺に握られただけでピンと上を向き、先端は期待に満ちた液を零していた。

「これは!その・・・圭介さんが」

「俺は握ってるだけだ」

「・・・俺にとって、その・・・圭介さんは、その・・・」

「何だよ?」

俺は舌なめずりでもしそうな顔で輝也を見た。

「その・・・スイッチみたいなもんなんだよ!」

何だろ?純情な中学生みたいな顔になって、輝也は口を尖らせた。

「可愛いなあ、テ、ル」

「もう、可愛くないよ」

俺はそれが承諾の意だと理解して、輝也の雄に顔を近付けた。

「わっ」

唇が触れるか触れないかの瞬間に、輝也はビクッとして身体を反らした。

「圭介さん!」

慌てて俺の頭を退けようと、手で押す。俺はその手を握って、頭から引き剥がした。

「いいじゃん。福原先生と、お医者さんごっこだ」

「しないよ。そんなの」

「福原先生」

「やめてよ」

「福原先生、ここが腫れてますよ。僕が治療してあげますね」

「マジでやめようよ」

「福原先生、ここ緊急手術が必要ですよ」

俺は見せ付けるかのように大きく口を開けて、輝也の雄を咥えた。

「わっ」

ジュブッと音がするくらいタップリの唾液で輝也の雄を含んで、輝也の顔を見た。瞳が欲望に染まる。

「・・・っ、あっ」

何度か喉まで使って根元の辺りまで飲み込む。そして括れている所を丁寧に舐めてやるのが輝也は好きなのだ。下から上へと、丁寧に舐め上げてやれば輝也に「否」はない。

「福原先生、このままじゃお辛いでしょう?」

「圭介さん」

ほら、輝也の声にも艶が増してきた。

「ここじゃ、ダメだよ」

「口に出していいから」

そっと頭に乗せられた手が髪を撫でる。

「飲み込んじゃダメだからね」

「わかってるって」

俺は再び輝也の雄を飲み込もうと口を大きく開けた。

*****

ご訪問ありがとうございます!ごゆっくりお過ごしくださいませ!

え~病院関係者の皆さま、申し訳ございません。(>人<) ごめん!!

サクッと最終回を迎えたかったのに圭介がアホなので、寄り道してこうなってしまったじゃないか。「飲み込んじゃ、ダメ!ペッ、してペッ」、という三文劇続行中ですwww

   日高千湖

ランキングに参加しております、良かったらポチッと押してやってください♪
   ↓
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村  
携帯電話の方はこちらを押して頂けると嬉しいです♪
   ↓
ブログ村 BL・GL・TLブログ
ありがとうございました! 
関連記事
スポンサーサイト
コメント
拍手鍵コメ・Rさま、いらっしゃいませ♪
拍手鍵コメ・Rさま~いらっしゃいませ♪

そうなんですよ!圭介があんなヤツなんで(笑)

朝から元気になって頂けて、本望です!!

拍手&コメントありがとうございました!
2018/07/02(月) 09:40 | URL | 日高千湖 #-[ 編集]
拍手鍵コメ・発起人さま~いらっしゃいませ♪
発起人さま、いらっしゃいませ♪

お久し振りです。暑くなってまいりましたね。

ええ、おそらくPさんがいますね。胃カメラじゃ見えないか(笑)

日高も日めくりカレンダーを見て、半夏生だと今朝気が付きました。あれから一年か・・・(*´Д`)=3ハァ・・・

関東はすでに梅雨明けですね!羨ましい~!日高さん地方はもうすぐ台風が来ますwww
倒れない程度に頑張ってください、と言いたいところですがお仕事柄「頑張ってください!」と言いたいなあ・・・。日高、バス旅行が大好きです♪

お仕事が大変そうですが、読んでくださってて嬉しいです!日高も頑張って書き書きしますね♪スマホを握り締めて倒れてね!←鬼ww

拍手&コメントありがとうございました!
2018/07/02(月) 23:12 | URL | 日高千湖 #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

日高千湖

Author:日高千湖
日高千湖のBL小説ブログへようこそ♪

こちらはオリジナルBL小説ブログです。BLという言葉なんて知らない、嫌悪感を抱くとおっしゃる方は回避願います。

旧ブログ『薄き袂に宿る月影』をご愛顧頂きました皆さまには、ご迷惑をお掛けしております。

旧ブログ内で公開しておりました作品につきましては順次こちらでも公開して参ります。また、旧ブログで公開中の作品は今のところそのまま残しておりますが、こちらへは改稿した上でUP致します。こちらへ移転後は旧ブログでの公開は見合わせたいと思いますのでご了承下さいませ。

左上の【Sitemap】をクリックして頂きますと過去3ヶ月の更新記事がお読みになれます。お久しぶりの方、読み逃がした方はこちらが便利です♪

サイトマップ代わりに【目次と登場人物紹介】というカテゴリを作成しましたので、そちらをご利用下さい。

★拙作ではございますが、著作権は放棄しておりません。お持ち帰りはご遠慮願います。

★大変お手数ではございますが、リンクをご希望の方はコメント欄にてお知らせ頂けると嬉しいです♪よろしくお願い致します。


ランキングに参加しております。良かったら押してやって下さい!
  ↓

にほんブログ村


ありがとうございました!

★尚、拍手コメントくださいました方へのお返事は、コメントを頂いた記事のコメント欄にて書かせて頂いております。ご確認下さいませ★

では、ごゆっくりどうぞ♪

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
リンク
QRコード
QR
フリーエリア