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『夢見月夜曲』は日高千湖のオリジナルBL小説ブログです。

青い朝・35~『待つ夜ながらの有明の月』番外編

★すみません、引き続きアホな圭介にお付き合いくださいね。昼間から盛り上がるバカップルを冷ややかな目でお楽しみください。

18歳未満の方は回れ右。表現がお嫌いな方もさようなら~♪






 ベッドに転がした輝也の身体に馬乗りになって、ネクタイを引き抜いた。

「圭介さん!」

輝也が慌ててネクタイを引き抜いた俺の手を掴む。

「着替えて出勤するんだろう?昨日と同じスーツは着て行かないよな?だったら、今着てるスーツは脱ぐだろ?無駄な抵抗してる間に、パパッと脱いでチャチャッと」

「本当に山下店長が飛んでくるからね!」

「彼が来るまでには終わるよ。1分でも早くここを出たいんだろ?違うか?」

「そうだけど!それとこれとはわけが」

「違わない。このまま抵抗しても無駄だからな?俺は面倒臭いやつだからな?余計に時間が掛かってしまうだけだぞ。このままだと三木くんたちと合流出来なくなるぞ?」

「・・・」

早く諦めろ、輝也。

「なあ?俺の言い分にも一理あるだろ?」

「まあ・・・」

輝也も漸く俺の本気度がわかったのか、掴んでいた俺の手を放した。俺を油断させておいて逃げる算段をしているのかもしれない。引き抜いたネクタイで両手を縛っておこうかな。

「抵抗すんな。無駄だから」

「10分だからね!」

輝也にも漸く俺の言う事をきくのが一番の早道だ、とわかったらしい。

「15分」

「10分だよ!」

「テルが言ったんだぞ?10分じゃ無理だって」

「それは!」

「ダーメ!15分」

輝也は壁の時計に目をやった。

「わかった」

「ふふっ。テルだって、シたいだろ?俺と」

輝也は口を尖らせたままだ。

「好きだから・・・仕方がないじゃないか?」

「じゃ、シよ?」

輝也は手を伸ばして、俺の頭を掴んだ。そして、目を合わせて俺に言い聞かせる。

「15分だからね?」

「ああ」

開き直ったのか、輝也が俺のシャツを脱がせ始めた。俺も輝也のシャツを脱がせ、ベルトを外してスラックスを脱がせる。輝也の動きに合わせてシャツを脱ぎ、お互いに服を脱がせ合い、俺は素っ裸で輝也の上に跨った。

脱がせあっているうちに輝也の雄は、興奮したのか緩く勃ち上がっている。俺はそれを掴んで口に含んだ。

「・・・っ」

口に入れた時はまだ柔らかかった雄に血が集まり、キュウッと固くなっていく。何度か口で扱くと雄はますます固くなり、熱くなる。

「あ・・・っ」

ナイトテーブルに手を伸ばした輝也がローションを取った。起き上がって蓋を開けローションを手に受けると、それを俺の後孔に塗りつける。

冷たいローションの感触と輝也の指。指は忙しく動き、あっという間に俺の後ろに入り込んでいく。

「あっ・・・んっ」

後ろは、まだ指一本がやっとだ。輝也は狭い所をゆっくりと擦りながら広げている。唾液と先走りでドロドロになった輝也の雄が猛った獣のようにビクビクと動き、括れの部分をグルリと舐めてやると更に熱くなる。

輝也に尻を向けると遠慮がちに指がもう一本増やされ、もう片手で胸の尖りを抓まれた。

「・・・っ、あっ」

ローションが絡んだ指先が小さな粒を抓んで、揉みしだくように苛める。

「ああっ」

「こうして欲しかったんだ?」

「んっ・・・そ」

「こっちも?」

指が反対側に移り、触れた瞬間に背中が撓る。

「んっ」

背中に覆い被さるようにして密着した輝也の雄が太腿にあたる。輝也は熱い雄を俺の太腿に何度も擦りつけて、俺の期待値を増幅させる。

「ああっ・・・早く」

「まだだよ」

「15、分」

「小鳥居さんに、裸、見せたんだ?」

「多分」

「見せた」んじゃなくて、小鳥居は偶然、勝手に「見た」んだよ。

「事故だ、事故」

「ここも見せた?」

輝也は後孔に埋めた2本の指を大きく広げてグリグリと回す。内部で暴れる指が俺の感じるトコロを何度もかすって、その度に俺の身体はビクンビクンと打ち上げられた魚のように跳ねた。

「そこは、見え、ないだろ?」

「酔ってたんでしょ?わかんないじゃない?」

「わかるさ」

「そうかな?小鳥居さんと、シた?」

「バーカ」

輝也は胸の尖りから指を離し、ゆっくりと背中を撫で始めた。

「綺麗な背中。俺、大好き・・・ここも、小鳥居さんに見せたんだ?」

「背中は、見た、かも・・・な。ああっ」

輝也の唇が首の付け根の辺りから背骨に添って降下していく。肩甲骨の窪みを何度も舐め、脇へと移動しては焦らすように舐め上げる。

「ああっ」

手が前に回って雄を掴んだ。同時に身体に埋められた2本の指がバラバラに動く。

「ああっ・・・んっ、あっ」

「背中も見たの?」

「たぶ、ん」

「ふうん。酔っ払って寝る時にポイポイ服を脱ぐのは癖だから仕方がないけどさ、俺以外の男に裸を見せないでよね」

「う、ん。も、ベッド、ない、だろっ」

輝也の指先が雄の先端に触れた。先がジンジンしてくる。そこをグリッ、グリッと刺激されると、神経の端の端までが敏感になっている俺は力が抜けてしまう。

「ああっ」

肘で支えていた身体が崩れて、シーツに胸の尖りが擦れる。

「ああっ」

シーツの感触でさえもが、今の俺には愛撫としか思えない。

「はい、は?」

「は、い」

「ベッドで寝たんだろ?」

「ん・・・うん」

「小鳥居さん、絶対に触ったよね?」

「わから、ないって」

寝てたから、わからないって。

「小鳥居さんって、圭介さんの事が好きだよね?」

「知る、か」

「一発、殴っとく?」

「好きに、すれば」

「もう」

中で蠢いていた指が一気に引き抜かれた。

「ああっ」

輝也は指に縋りつくように収縮を始めたトコロに、自分の猛ったモノを押し当てた。

「あっ・・・はっ・・・はあっ」

腰骨の辺りをしっかりと掴んだ輝也の手。後孔を進んでくる雄は熱した鉄の棒のようだ。

「あっ、あっ」

嫉妬している輝也は可愛い。

いつもよりも乱暴で、いつもより余裕のない輝也が、俺は大好きだ。

「ああっ」

「今度会ったら、ぶっ飛ばす」

「ん・・・っ、ああっ」

狭い場所を押し進んでくる熱に触れた所から溶けてしまいそうだ。俺をここまで蕩けさせる事が出来るのはお前だけだよ、テル。



「も、行くのか?」

ベッドから離れていこうとする輝也を捉まえ損ねた。

「うん。ごめん、シャワーだけで」

輝也はタオルで髪をガシガシ拭きながら言った。

「俺は大丈夫。もう30分経ったぞ」

「うん」

バスタオルに包まれてベッドまで運ばれたが、余韻の残る身体はまだ足りないと燻っていた。輝也に向かって腕を伸ばすと、「時間がない」と言って離れていく。

「急がないと」

もうすぐ12時か。

「時間的にはちょうど良いんじゃないの?山下くんは小鳥居が出勤するまでは《有明の月》にいるんだろ?三木くんは山下くんの替わりに本社にいるんだし。小鳥居に何時から出勤するのか聞けばよかったな」

「小鳥居さんはもういいよ。俺は準備が出来次第出るからね?」

「はーい」

「今夜まで休むの?」

「ちゃんと仕事します」

「大丈夫?食事の支度まで出来なかったんだけど。ちゃんと食べてよ?」

「うん。しーちゃんがいるから」

「俺、電話しておく」

俺はベッドにゴロンと横になって、輝也の動きを見ている。輝也はアンダーシャツを着て髪を整えてくると、すぐにシャツを着た。

「スーツは?」

「紺」

日が暮れると肌寒くなるが、今日は温かいだろうな。

「シャツはそれ?」

「おかしい?」

「ネクタイは?」

「えっ・・・っと」

「あれがいい。ほら、この前買った、綺麗なスカイブルー。シャツもストライプが太めのヤツがあっただろ。あれにして」

「ええっと・・・」

クローゼットに移動して「これ?」と持ってきたシャツは、薄いブルーに少し太めのストライプ。

「うん。それ。ネクタイが引き立つ」

「うん」

輝也は着ていたシャツを脱ぎ、俺が選んだシャツを着た。

「ネクタイ、俺が結ぶから」

「えーっ」

「ダメ。俺がやるの」

「はーい」

渋々近寄ってきた輝也は警戒心を解かない。また脱がされるかも、と思っているな?

「安心してください。もう脱がさないよ。でも、キスはさせろ」

「もう」

輝也の唇が重なった。

軽い触れるだけのキスで離れていったが、俺は輝也のネクタイを引いた。

「圭介さん。マジで急ぐから」

「行ってらっしゃい」

「・・・うん」

「帰り、店に寄れよ。小鳥居が来るぞ?」

「うん」

「迎えに来ないとまた小鳥居の前で脱ぐからな!」

「変な脅し文句」

「あははっ」

輝也は俺の頬にもう一度キスして離れた。

「行ってきまーす!」

「おう」

青い空が空色の輝也を見送った。

*****

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